スイミングの思い出

新聞の投稿欄に載った 72歳の方の作品です。



肥満対策のつもりで 水泳教室に通い出して すでに

10年が過ぎた 体重は 期待したほど減らなかったが 

体力がつき 風邪をひかなくなった。

まずまずの成果に満足して 週1回のプール行きは 

すでに生活の一部となっている。

下手ながら クロール 背泳 平泳ぎをこなす。

だが バタフライだけは やったことがなかった。

いつだったか 女優の吉永小百合さんが 豪快かつ美しく

バタフライを泳いでいる映像を見てから 

私もバタフライをしたい と思うようになった。



コーチに 恐る恐る申し出てから 努力の1年半 何とか 

形になってきた  おっちょこちょいの私は つい息子に 

電話のついでに言ってしまった。

「お母さんね バタフライ泳げるようになったよ。」

息子いわく 

「今更 バタフライできて どうするんよ もうすぐ死ぬのに」

憤慨した私は 早速 このことをコーチに話した。


息子よりずっと若くてハンサムな彼は 慰め顔で こう言った。

「仕方がないことはありませんよ 

三途の川をバタフライで渡ったらいいんです。」

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私は これからも 水泳を続けるつもりだ。

こういう話でした。





この方は週1回だから 10年で3種目泳げるようになり

私は週4回だから 3年で 4種目泳げるようになりました。



だから コーチに言ってみたんです。

「コーチ 私は 三途の川をバタフライで渡れますか?」

「あさがおさんは バタフライだと 途中で溺れます

クロールの方がいいでしょうね。」

ですって~。



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