犬の帰巣本能

知り合いの大工さんの話です。

(大工さんの家は 大阪)



大工さんの家に 犬が2匹いました。

2匹とも りっぱな成犬です。

犬好きの親戚の人が その犬を気に入ったので 

一匹あげることになりました。

『かわいがってもらえよ元気でな。』

と言って 送り出したのです。

犬は 貨物列車で はるばる 岩手県まで行きました。

ところが 駅についたとたん 逃げ出したのです。

オリの鍵が 開いていたのでしょうか?



大工さんは 

『やらなければ良かった』 と後悔していました。

親戚の人も 

『ほしがったりして悪かった ワンちゃんごめんね』 

と言って 毎日泣いていたそうです。

親戚の人は 時々大阪に遊びに来て ワンコとは 

仲良しだったのです。

ワンコも かわいがってくれる 親戚のおばさんの家に

行くのだと わかっていれば逃げ出したりしなかったでしょうが 

犬は 何もわからないしね~。



それから 6ヶ月たった頃 大工さんの家に 

やせこけて傷だらけの犬が やってきました。

しっぽを振りながら よろよろと歩いて来たのですって。

大工さんは ひと目みて 自分ちのワンコだと 

すぐにわかったそうです。

『おまえ よう帰ってきたな~ よかった よかった』 

と抱きしめて泣き崩れ あとは 言葉にならなかったそうです。

岩手から 大阪まで どうやって走ってきたのでしょうか?

悪い人に 捕まらなくて よかった~。

犬の 帰巣本能って すごいですね~。

ドラマのようですが ほんとの話なんですよ。



うちのバンだったら 途中で出会った人に 

しっぽをふりふり ついていくだろうな~。


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